『○○と私』シリーズ「紙と老眼鏡と私」
50代、最近、老眼鏡をかけ始めました。
手元の文字が見えにくくなってきて、書類を持つ手を目いっぱい遠くに伸ばして読んでいましたが、手の長さにも限界があり、どんどん見にくくなっていました。。
老眼鏡なんてかけたくない、何とかかけずに頑張ってみようと思っていましたが、紙に細かい文字や図表がプリントアウトされた書類を見ていると、はっきり見えないばかりか、頭がくらくらするようになってきました。
ある日、たまたま訪れたショッピングセンターで見つけた眼鏡店で老眼鏡を試着してみると、自分でもびっくりするくらい、手元の文字がはっきり見えます。
「こんなに違うのか!こんなに見えやすくなるのか!」と感動し、すぐに中・近両用の眼鏡を発注したのです。
以前は通勤電車の中でよく文庫本や新書を読んでいましたが、最近はスマホを片手にメールをチェックしたり、ショート動画を楽しんだり、すっかり紙媒体から遠ざかっていました。
スマホの場合、老眼でも文字を大きくしたり、あるいは動画を主に見たり、苦労せずに見ることができます。
文庫本や新書の場合はピントが合わずにどんどん億劫になっていったのかもしれません。
しかし!
老眼鏡を手に入れた私は紙の文字がはっきり見えるようになり、通勤時間の過ごし方を紙に回帰することにしました。

ちゃんと見える、ちゃんと読めるって素晴らしい!
ということで、書店に立ち寄る機会が増えました。
スマホや電子書籍端末などのデジタル機器でも本や雑誌は読めますが、一旦、紙の本に回帰してみると、その手触りや手軽さ、装丁の雰囲気、行間のバランスなど、やはりデジタルでは追いつけない奥行きがあります。
やっぱり、紙の本はいいですね!!
最近はスキマ時間にリスキリング動画を見て勉強したり、サブスク動画を見て楽しむ人が多くなっていますが、デジタルではない、紙の本を読む時間を改めて見直してみてはいかがでしょうか。
私は、老眼鏡がプチマイブームになりました。
眼鏡店で作った中近両用以外に、100円ショップで購入した老眼鏡が既に3本あり、カバンの中や爪切りの近くにも置いてあります。
ラーメンを食べるときにも麺がはっきり見えず悶々としていましたが、今は老眼鏡をかけるとしっかり麺もスープも確認できます。
書店に立ち寄り、ラーメン特集の本を買って、十分にお腹を空かしてから食べに行きたいと思います。
老眼鏡バンザイ!!紙の良さを改めて築かせてくれて、ありがとう!
by Q太郎



