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「透ける紙」と「透けない紙」

先日実家に帰った時に、母が封筒を捨てる際に、窓の部分(宛名等の情報が見える透明の部分)を鋏で切っている瞬間を目撃しました。
母は、「封筒の窓の部分をプラスチックゴミとして捨てて、封筒本体を紙ゴミとして捨てる。」と言っていたのですが、切り離された窓の部分をよく見ると、プラスチックではありませんでした。
思わず、「これはプラスチックではなくて、グラシン紙と言われる透明の紙なんだよ」と指摘したのですが、母が「え?これ紙なの?」と驚いていました。

確かに封筒には「窓部分も紙素材です」とは書いておらず、
窓=プラスチックというイメージのある人にとっては、グラシン紙もプラスチックに見えてしまうよなぁ。と感じる出来事でした。

皆さんは、封筒の窓部分が紙でも作れることはご存知でしたか?

紙というと、ノートに使われるような真っ白な紙をイメージしやすいですが、実は「透ける紙」も沢山あります。

冒頭では封筒の窓をご紹介しましたが、
他にも、耐油紙と呼ばれる、中華まんやドーナツを包む紙も比較的透明度が高く、
また、写し絵遊びによく使用されるトレーシングペーパーも、透明度が高い紙の一つです。
最近では「透ける紙」はプラスチック包装材の代替として注目されており、使い方によっては、パッケージの脱プラや減プラを実現することもできます。

一方で、透明度の低い紙、不透明度99%の紙も存在します。「透ける紙」とは反対に、「透けない紙」があるのです!
封筒の話に戻りますが、封筒の裏地をみると、中身が透けないようにするために、会社のロゴなどが細かく繰り返し印刷されている封筒もあれば、裏地が無地なのに、中身が透けない封筒もあります。
この裏地の封筒、実は不透明度99%の紙を使用している可能性があります。
封筒を光に透かしても中身が見えないか、ぜひ確かめてください!
特殊な技術を使って不透明度99%を実現しているため、不思議と中身が透けないんです。
だから、紙で包むことによって、個人情報や機密情報を守ることができるのですね。
不透明度99%の紙は、封筒に使われる事が多いのですが封筒だけではなく、中身を見せない包装にぜひご活用いただきたいです。
アイデア次第では、脱プラにも応用できるかもしれません。

「透ける紙」も「透けない紙」も、実は大活躍しているのです!!
もちろん、当社では「透ける紙」も「透けない紙」についても様々な提案が可能です。ぜひ、ご相談ください。

紙には色々な種類や機能があり、意外と奥が深い素材です。
紙=白い、強度がない、水に弱いなどのイメージにとらわれずに、様々な特殊紙や機能紙がある事、用途も多様であることを知っていただけると嬉しいです。

by だいちゃんまま

ALL紙製の透明窓付き紙袋紙エール – Paper & Green あなたのビジネスを紙でサポートします (paperandgreen.com)

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