ドライアイスを包んでも大丈夫!!紙の活用術
小さい頃、ドライアイスを水に入れてモクモクと浮き出る煙が面白く、家で見つけては遊んでいた思い出がありますが、触るとやけどすると母親に言われ、同時に危険な物質だと警戒心も持っておりました。
そんな危険なドライアイスですが、実は新聞紙やクラフト紙で包むと効果が長持ちするそうです。
その話を聞き、初めはドライアイスを紙で包んで「破けないの?」「危なくないの?」と思わず疑ってしまいましたが、ドライアイスを紙で包むのは昔から活用されていた方法のようです。
ドライアイスとは、二酸化炭素を固体とした-78.5℃の極めて低温の物質です。
二酸化炭素が正体であるため、溶ける時は液体でなく気体となってしまいます。
氷よりも長時間溶けず、冷たい状態を保持してくれる、とっても優れものなのですが、ドライアイス自体が-78.5℃であるため、-20℃前後の冷凍庫での保管は溶けてしまい家庭では保管が難しいのが扱いにくいところです。
そんなドライアイスを家庭で保管するにはどうしたらいいのか・・・。
ドライアイス用の保冷ボックスや発泡スチロールを用意するのも一つの手ではありますが、それには用意する手間と時間がかかりますよね。
そういったときに “紙”が大活躍します!
ドライアイスを保管するときは、直接空気が触れないようにすることがポイントです。
しかし、だからといって密閉容器に入れてしまうと気化したときの体積の増加で破裂してしまう危険があります。
紙を活用すれば密閉せず空気を遮断して保管することが可能となります。
また、紙で包み込むことでドライアイス自体の冷気を巡らせドライアイス同士で保冷することができるため、更なる保管効果が期待できるのもポイントです。
ボックス保管時も、ドライアイスの隙間に紙を敷き詰めればドライアイスが気体に触れる表面積を抑えることができ保冷効果の長持ちにつながります。
新聞紙やクラフト紙だけでなく、段ボールもドライアイスの保管に活用できます。
発泡スチロールボックスなどがないときは、段ボールをみつけ発泡スチロールの代わりにドライアイスを詰めてしまいましょう!
段ボールに入れることで、ドライアイス自身の保冷を促せるためドライアイスをそのまま冷凍庫に入れるより保冷効果を高めることができます。
溶けると気体として昇華してしまうため濡れて破けることがない、ビニールなど他の素材と違って密閉にならず破裂の危険もないという点が、紙が最適である理由だと分かりました!
紙を使ったら危ないのではないかという私の心配は余計なお世話でしたね。
今夏のあっつい時期、ドライアイスを活用する場面も多いかと思います。
その時は是非近くの新聞紙や段ボール箱を探して、ドライアイスの長持ちに活用させちゃいましょう!!!
by えっさん