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紙製マルチのメリットとは?地温抑制・回収不要・作業負担軽減を実現する「サステナマルチ」

夫の実家は、まわり一面に畑が広がるのどかな田舎にあります。

帰省すると、まだ小さな息子と農道を散歩するのが私の楽しみで、風に揺れる葉の音や土の匂いに包まれると、

都会では味わえないゆったりした時間が流れていきます。

 

 

そんなある日、収穫を終えた畑の端で、ある光景を目にしました。

泥だらけの黒いビニールが山のように積まれ、その横で農家の方が腰をかがめてマルチについた泥を一枚ずつ落としているのです。

農業に詳しくない私でも、その作業がどれほど重労働かは一目でわかりました。

泥を落とし、乾かし、まとめ、袋に詰めて運ぶ。美味しい野菜を育てた最後に、こんな大変な“後片付け”が待っていることに驚きました。

 

 

気になって調べてみると、地域によってはこの負担がさらに大きいこともわかりました。

たとえば離島では、PE黒マルチは本土と同じ産業廃棄物扱いで、自治体やJAが年に数回だけ共同回収を行う仕組みになっています。

回収日に合わせて泥を落とし、折り畳んで結束し、指定場所まで自分で持ち込む必要があり、回収日を逃すと次の回収まで数ヶ月待つこともあるそうです。

作物づくり以外の部分にも、これほどの負担がかかっているのだと実感しました。

 

 

そんな現場の課題を目の当たりにしたとき、Paper&Greenを運営している私は「この負担、紙で減らせるかもしれない」と思いました。

そこで紹介したいのが、紙製のマルチシート「サステナマルチ」です。

 

サステナマルチは紙でありながら、夏場の地温上昇を抑える地温抑制効果を持ち、表面温度が上がりにくいため葉焼けや根腐れといった高温障害のリスクを軽減します。

 

展張直後は畝とマルチの間に空気が入っている状態ですが、降雨や夜露、水やりで表面が濡れた際、日中の乾燥過程で水分が蒸発するときに気化熱が奪われることで地温の上昇を抑えるという、紙ならではの仕組みが働きます。

 

 

作物の生育環境を安定させ、収量アップや品質維持にも貢献します。

 

さらに、使用後はそのまま土にすき込めるのが最大の特徴です。

生分解性の紙素材のため、泥落とし・乾燥・袋詰め・運搬といった回収作業が不要になり、産業廃棄物としての処理費用も発生しません。

 

一見すると初期コストが高く感じられるかもしれませんが、回収作業がゼロになることで、人件費(作業時間×人数×圃場数)を大幅に削減できます。

処理費用が不要になる点も含め、トータルでは大きなコストメリットにつながります。

また、サステナマルチはマルチャーでの展張にも対応しているため、従来の作業フローを変える必要がありません。

紙素材でありながら扱いやすく、生分解性マルチのように保管中に劣化する心配もないため、長期保存が可能で在庫ロスも抑えられるという利点があります。

 

畑で働く人の負担を減らし、環境にも配慮しながら、作物の品質向上にもつながる。

サステナマルチは、導入コストと運用コストのバランスに優れた、新しい選択肢としてご検討いただける素材です。

 

サステナマルチが、農家の方々の作業負担を減らし、環境にもやさしい選択肢として、これからの農業に新しい価値を届けられればと願っています。

 

by 格之進

 

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