デジタル派の私が、紙に心を動かされた日
結婚式で感じた「手間のぬくもり」
先日、夫婦で友人の結婚式に参列しました。
その友人は、私たちが中学生の頃からの大切な仲間。夫婦そろってご招待いただき、わくわくしながら地元へ帰省しました。
久しぶりの帰省ということもあり、ちょっとした旅気分で、心もふわっと軽くなったような気がします。
結婚式の準備のひとつ、ご祝儀袋選び。
文具店に並ぶ色とりどりの袋の中から、優しい色合いの一枚を選びました。かわいくて、ちょっと特別感のあるデザイン。
ピン札を用意して、書き慣れない筆ペンを手に、プルプル震える指先で名前を書く…この瞬間、なんだか背筋が伸びるような緊張感がありました。
「あれ?ご祝儀袋ってどう書くんだっけ?」と不安になりながら、スマホで検索して、ひと文字ずつ丁寧に。
そして、ふくさに包んで準備完了。
普段の私なら「面倒くさい」と感じてしまいそうなこの一連の流れが、今回はなんだかとても愛おしく感じられて。

手を動かすたびに、当日のわくわく感が少しずつ高まっていくような気がしました。
紙文化の価値を再発見|デジタル時代だからこそ感じる温かさ
そういえば、以前参列した結婚式では、ご祝儀を受付でQRコード決済したことがありました。
新札を用意する必要もなく、「金参萬円」なんて旧字のルールも気にしなくてよくて、すごく楽だったのを覚えています。
でもそのとき、ちょっとだけ物足りなさを感じたのも事実。
今回のように、袋を選んで、筆ペンで名前を書いて、ふくさに包む。
その「手間」の中に、ちゃんと気持ちが宿っているんだなって、しみじみ思いました。
紙の力を信じたい瞬間
紙って、やっぱりいいですね。
手に取ったときの質感、書いた文字の揺らぎ、包んだときの静かな達成感。
デジタルにはない、時間と気持ちが染み込んだ温かさがあります。
…とはいえ、普段の私は完全にデジタル派。
支払いはほぼキャッシュレス。現金を持ち歩かないので、急に必要になって後輩に「ごめん、千円貸して…」とお願いすることもあります。笑
漫画も本も、ほとんど電子書籍。スマホひとつで完結する生活に、すっかり慣れてしまいました。
紙が届けてくれる、ちいさなぬくもり
便利な世の中になったなぁと感じる一方で、
「気持ちを込めたい場面」では、やっぱり紙の力を信じたい。
結婚式という特別な日だからこそ、そんなことを改めて感じたのでした。
手間をかけることで生まれる、ちいさなぬくもり。 それを、「紙」がそっと届けてくれる気がします。
by 格之進



