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カミエコ日記

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絵画と紙!!

我が家では最近、お絵かきがブームです。
先日、テーマパークに行った際、かわいいスケッチブックが売られていたので、一目惚れして購入し、棚にしまっておいたのですが、それを見つけた我が子が、「これに絵を描こう」と取り出してきました。
最初は、このスケッチブックは、可愛いし(高かったから)すぐには使いたくない・・・と思っていたのですが(笑)、まぁいいかと思い使ってみると、スルスルと絵が描けて「気持ちいい!!」と思いました。
そこからお絵描きにハマり、最近は夜ご飯を食べる前に2人でお絵描きをしています。

よく考えてみると、これまで、我が家でのお絵描きは自由帳やメモ用紙にすることが多く、紙に着目すると上質紙に、クレヨンや色鉛筆で絵を描いていました。
上質紙も、表面にコーティングがされておらず筆記特性に優れている紙ですが、主にはノートや書籍に使われる紙ですので、鉛筆やボールペンで書くことを想定されて作られています。

一方で、スケッチブックには、画用紙や水彩紙が使われていることが多く、画用紙はクレヨンや鉛筆、水彩紙は水性絵具を用いた絵画をしやすい様に作られています。
ですので、書いていて「気持ちいい!」と思うんですね。

同じように見える紙でも、厚み・表面の特性によって書き味が全然違います。
そして絵画に適した紙で絵を描くと、不思議と描いた絵も、上手く描けているように感じます!

スケッチブックは一般的なノートと比較すると価格が少し高いですが、(私が購入したテーマパークのスケッチブックも高級でした…!)、時々、絵を描くために、奮発して購入するのも良いなぁ!と、感じた今日この頃です。

さて、「絵画」と「紙」という視点で、もう一つご紹介したいお話があります。

先日知人に教わったのですが、17世紀の西洋画に和紙が使われた可能性があるそうです!

オランダ・アムステルダム出身の画家であるレンブラントの版画『病人たちを癒すキリスト』を光学顕微鏡などで調べたところ、版画紙に和紙の原料に使われる雁皮(がんぴ)が発見され、実際に長崎・出島のオランダ商館の帳簿には雁皮を原料とする和紙の輸出記録があったことから、越前和紙の可能性が急浮上したそうです。

越前市観光協会公式サイトでは、「世界中のアーティストに愛される越前和紙」というタイトルで、和紙がなぜアーティストに愛されるのか、また、時間と手間を惜しまない越前和紙のものづくりについて、紹介されているので必見です。

紙は単なる素材であり、紙に情報が書かれることによって活用されますので、紙そのものの価値には気づきにくいのですが、実は、そこに書かれる情報を文章であればより読みやすく、絵であればより魅力的に見えるようにと、工夫と技術が詰まった素材なんです。

ぜひ、お絵かきをするときや、絵画を見るときには、紙という素材自体も少し気にかけてもらえると嬉しいなと思います。

by  だいちゃんまま

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