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流行りのミールキットについて考えてみた!

最近流行りのミールキットを購入してみました。
ちょうどいい大きさにカットされた食材がパッケージングされているので、レシピを見ながら簡単に料理ができます。
野菜もふんだんに使用されており、健康的でなおかつ味もおいしいので売上が伸びていることにも納得して楽しませてもらいました。
必要な食材だけを用意できるので無駄がなく、食品ロスの削減にもつながりますね。
(うまく使えば食費の削減にもつながるので、少しお小遣いが増えるかもしれません!)

一点不満があったのは、食材ごとにプラスチックフィルムで包装されていて見た目もきれいなのですが、使用されているプラスチックフィルムが多すぎることです。

そこでふと思い出したのが、酸素透過性の高く、生分解性のある植物由来のバイオマスプラスチックの一種、PLA(ポリ乳酸)のフィルムを生花や生鮮食品の包装に利用しているケースで、コンポスト(堆肥化)が進んでいる欧州などではしばしば見受けられます。使用後は、スーパーマーケットなど小売店のバックヤードに設置されたコンポスト設備に廃棄して肥料化するというサーキュラーエコノミーが成立しています。

生野菜からは、エチレンガスが放出されるので、パッケージの中でガスがたまると野菜が劣化してしまいます。そのため、カット野菜などのパッケージには、ミクロの穴が加工された特殊な通気性フィルムが多く使用されます。PLAフィルムは、元々、ガス透過性が高いので、石油由来の通気性フィルムに取って代わることができるのです。

日本ではコンポスト設備が浸透しておらず、現実的ではありませんが、石油由来のフィルムから植物由来のフィルムに代えて、堆肥化させることで、少しでも脱炭素には貢献できるのでは?と夢想してみた夕食でした。

PPなどのプラスチックフィルムと変わらないレベルの高い透明度を実現する薄膜PLAフィルム(酸素透過性も高いです)なども取り扱っております。
当社では、グローバルネットワークを活かし、海外メーカーが生産するユニークな素材を多数取り扱っております。PLAフィルムは、トウモロコシなどの植物由来のプラスチックでその多くは乳白色ですが、海外には高透明・薄膜を実現するPLAフィルムがあるんですよ。

関心のある方は、ぜひお問い合わせください。

by 下町ジョニー

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