“紙カバン”は紙製なの!?
いつものようにSNSを見ていると、ふと目に留まったのは
ハンドバッグの画像に添えられた「革のような紙」というキャッチコピー。
突然ですが、
“紙のカバン”と聞いたとき、どんなイメージを持ちますか?
「洋服屋さんでもらう買い物袋(ショッパー)のような感じ」
「水に濡れたら使えなくなる」
「すぐに破れそう」
色々な意見があるのではないでしょうか。
しかも、商品一覧を見てみると、それなりのお値段のようで。
私は思いました、
「わざわざ高いお金を出して買う必要はあるのだろうか?」と。
需要があるから販売されているんだよね?何が目的で買うの?
私が思っているイメージと価格のギャップに悶々とし、そのモヤモヤを解消するために
詳細を覗いてみる事にしたのです。
まず、“紙のカバン”の魅力は、ずばり”使い込むほどに馴染み、味が出る”という事らしい。
たくさん使う事でシワができ、深みが増す。世界に1つだけのアイテムになるという点は
革製品と似ているような気がします。
そして、”とにかく軽い”。
「紙袋くらい軽くて、かつ丈夫なカバンがあったら良いのに」と何度考えた事でしょう。
軽くて持ち運びに便利なのは最高ですね!
ここで問題点が1つ。
”水に濡れると使えない”という紙最大のデメリットは解消されたのか?
これ、実は、正確には紙ではなく、特殊な不織布なんです。高密度のポリエチレンポリマーで抄紙された不織布で、消防士の防護服や屋根の耐久材にも使われる、とっても強い素材なんです。
確かに、想像してみると水をはじきそうだ…と納得がいきました。
紙と同様にデザイン性や軽さに加えて水に強く、さらに紙袋のように気軽に畳める携帯性も兼ね備えているカバンが存在するなんて。
紙や不織布の可能性、まだまだ発見しきれていないのかもしれません。
環境問題においても注目されている今だからこそ、今後の“紙”ファッション!?のトレンドに注目していきたいです。
by あごうさぎ
※写真はイメージです。本文の商品とは関係ございません。