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紙×エコ日記

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土に埋められる鉛筆たち

皆さん小学生の時など鉛筆を使っていてこれ以上は使えない!まで短くなった鉛筆に苦労したことはないでしょうか。私は小学生の時短い鉛筆がどこまで削れるのか検証しようとして何度も鉛筆削り器に詰まらせた思い出があります。

そういった短くなり使えなくなった鉛筆を土に埋めて植物が生えるようにしたり、削りカスが堆肥化されたり、短くなった鉛筆を土に指すと棒状の肥料になったり・・・。といった工夫がされた商品が近頃販売されています。
実際商品の土に埋められている鉛筆の写真をみると、なんだかチンアナゴみたいでとてもとてもかわいいです。

私は小学生の時、鉛筆と共に使っていた消しゴムも、鉛筆と同様最後まで使い切れず小さくなったら捨てるしかない状況にもったいないと思っていました。
そんな消しゴムの環境対応についても調べてみたところ、消しゴムの中で一番環境に悪影響を及ぼすゴム部分に天然ゴムが利用されているものや、ゴム部分に含まれる有害物質PVC(ポリ塩化ビニル(塩ビ))が使われていないPVCフリー消しゴムなどが昨今開発されているそうです。

小さなお子さんにも、今さっきまで自身が使っていたものが堆肥として循環しているということを目の当たりにできれば、資源循環の仕組みを知ることができる勉強にもなりそうです。
近頃環境対応のためにいろいろなものが代替素材で製造され堆肥化できるようになってきていますが、肝心な製品を堆肥する場面や堆肥された土壌を見る機会がなく、資源循環の実感が湧きにくいように思います。
ヨーロッパでは、堆肥化(コンポスト)が一般的なのですが、日本では焼却が大部分なので、身近に堆肥化や生分解を目にする機会が少ないのかもしれません。
このように、多くの人が目に見えて資源循環を体感できる商品というのも、環境意識を高めるという意味では新しくて良いですね!

by えっさん

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