新聞古紙100%利用した
『パルプモールドポット』
『花菜ポット』
花菜ポットは新聞古紙100%を原料とした紙製ポットです。
紙製のポットは、ポット表面からの水分が蒸発することでポット内の地温が低くなり、花になる芽をつくる「花芽分化」を促進する特徴があります。ポリ製のポットより収穫時期を早めることができるため、市況価格の高い時期に出荷日を合わせるいちごの栽培において多く採用されているほか、通気性が良いことから理想的な根を育てることができるため、トマトの栽培でも活用されております。
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花菜ポットのメリット
1. いちごの花芽分化*が促進されます。(夜冷短日処理や低温暗黒処理の代替技術)
*植物が発芽後、葉や茎を大きく成長させ、生殖のために花になる芽を作るようになること。ポット表面からの水分蒸発で培地温度が低下し、花芽分化を促進。特別な花芽分化促進処理を行わない普通促成作型においてポリポットよりも4~7日程度の促進効果が確認される事例もある。
2. 早く収穫できる
いちごの花芽分化が促進されることで市況価格の高い時期での出荷が可能となります。
3. 花菜ポットのまま定植可能。
ポットごと定植するため、定植時のポットからの抜取・回収作業がなくなります。また、ポリポットを再利用するための洗浄・消毒も不要となります。
4. 資源の有効活用
資源を有効活用した古紙100%を原料の当製品は、県産認定リサイクル製品に認定されています。
特徴
特徴1. ポット内の地温がポリポットより低くなる
紙製ポットには透水性があり、パルプ繊維の隙間を培養土の水分が通ることから、ポット表面からの水分の蒸発により培地が冷却されます。ポット内の培地温度がポリポットよりも盛夏期で4~5℃低くなることから、イチゴ苗などの花芽分化を促進することができます。
特徴2. ポットが土壌で分解する
花菜ポットは、新聞・古紙を100%原料とし、高温乾燥処理したポットです。
ポットのまま定植でき、3~4ヶ月程度で土中にて分解されます。土壌環境により期間は変化します。
特徴3. 苗の根巻きが少なくなる。
紙製の花菜ポットは通気性があるため、根腐れもなく、ポット底の根巻きが少なくなります。横へ飛び出る根を制限することから、まんべんなく理想的な根を育てることができます。
注意点
*かん水方法
花菜ポットでは、ポリポットに比べて土が早く乾きます。培養土の保水性により差はありますが、従来よりもかん水回数を増やして下さい。また、ポリポットと同様のかん水では乾燥
のために苗が小さくなることがあります。
*施肥方法
● ポリポット同様の施肥をすると、かん水回数が多いために施肥の溶脱が早くなり、また紙が分解する際に微生物が窒素分を取込むために肥料分が不足します。
●培養土の容量がポリポットと同量でも肥料が不足するとやや小さな苗になります。
当初の施肥量を従来に比べて2倍程度に増やして下さい。
●苗を充実させるために施肥終了が早すぎないようにして下さい。
●施肥終了からの株のチッソ濃度の低下はポリポットよりもかなり早くなります。
●花芽分化時期の直前に施肥すると分化は促進されません。
使用イメージ
いちごやトマトの栽培に採用されています。
食品の包装にも対応
トマト定植後3ヶ月
定植後に分解したポット
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